クエンティン・タランティーノ監督×ブラッド・ピット主演
ナチスドイツに迫害、虐殺されていたユダヤ人
そもそもユダヤ人とは、ユダヤ教信者のこと。ユダヤ教は最も古い宗教の一つで、ユダヤ教から生まれたキリスト教がヨーロッパ全土に広がっていくと、少数派となったユダヤ人は差別や迫害を受けました。
第一次世界大戦に負けたドイツは戦勝国が取り決めたヴェルサイユ条約によって、産業地域をとられたり、巨額の賠償金を払わされたりして社会・経済が混乱していく。1929年の世界恐慌でさらに経済の大打撃により、人々の不満や怒りは頂点に達していました。ドイツのナチ党のヒトラーが、この不幸の原因はユダヤ人にあると人々の憎しみをあおりました。
あらすじ※ネタバレ
この映画は、第2次世界大戦時のフランスを舞台にしたフィクションのコメディ映画です。
迫害を受けていたユダヤ人、家族全員がナチスドイツ軍のランダに殺される中、命さながら逃げ切ったシュシャナはフランス人に扮して映画館に勤めていた。
ブラピ演じるアルドは連合軍の隊。この隊はアメリカに帰化したユダヤ人やナチスドイツに反旗を翻したドイツ人で構成されていた。
ドイツ軍のフレデリックという隊員は戦争にて功績を讃えられ、それを題材にした映画にも出演していた。そんな彼はある日映画館に務めるシュシャナと出会い恋をする。
この映画は、戦争の功績を讃え、ヒトラーや上官関係者でプレミア上映を行うこととなっていた。フレデリックは映画監督にシュシャナの映画館で上映することを勧める。
シュシャナからすれば親の仇であるランダや、ナチスドイツの支配階級やドイツ兵を一気に殺すチャンスである。この機を逃すまいと、シュシャナは映画館爆破テロを計画する。一方連合軍のアルドもプレミア上映の情報を受け、ドイツ軍を一網打尽にする計画。
クライマックスではシュシャナはフレデリックとお互い殺し合い死んでしまうものの計画は成功し、ドイツ軍をの支配階級を一気に爆破することに成功する。
アルドはランダに計画がバレてしまい、捕まってしまうが、ナチスドイツにが不利な戦況にあると感じたランダは即連合軍に寝返る。そんなランダをタダでは返さないと額にナイフでナチスドイツの紋章を刻む。
考察
ユダヤ人の迫害がいかに残虐的であったか、またそれによる強い恨みや憎しみを感じました。結構グロいシーンもありますが、タランティーノ独特の演出で笑いあり驚きありの映画でした。なんといっても展開がハードで面白かったです。
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