気になった光と色の特徴や特性のみ抜粋したいと思います。
斜入射光特性(コサイン特性)
上図のように、入射角0°では照度100%であるが、斜め30°の角度からでは86.6%になる
ちなみに、にほんの夏と冬の気温の違いについても、同じことが言える。
地球は1年かけて太陽の周りを公転しますが、太陽と地球の距離は1億5000万kmと一定です。地球の公転軸は、公転面の法線に対して23.5°傾いていますので、公転軌道上で正反対の位置にある夏と冬では、入射角度が異なります。
照度と距離の関係
照度に関する重要な特性として、光源の大きさが十分に小さい場合、その面の照度は、光源からの距離の2乗に反比例する。
ラジアンradの単位
平面角を表す単位として〔°〕がありますが、もう一つ、ラジアンがあります。カメラのレンズなどはこのラジアンが決まっているので、この角度から撮影の画角を計算したりします。
放射量の分類
光度は、ある光源から在る方向に向かって、単位立体角ステラジアン`st`あたりにどれくらいの光束(ルーメンlm)が放出されているか。単位はカンデラcd
輝度は、見かけの単位面積(㎡)あたりの光度(cd)なので、単位は(cd/㎡)となる
照度は、光源から遠くなる程、暗くなっていきます。それに対して、輝度は、観察者との距離が変わっても、一般的には変化しない、という特徴があります。
色と光の関係
上の図のように、例えば人間がいちご色がわかるのは、光がいちごにあたり、それが反射して眼に入ってきているから。ですので、真ん中の絵のように、真っ暗にすると色も形も見えなくなります。つまり、照明光は色の源なのです。色が存在するための絶対条件ということです。
色を 色として認識でいているのは、「眼と脳」の働きが重要
光のエネルギーを眼(視細胞)で電気的な信号に変換し、脳に伝達している。つまり、目に入ってきただけでは、単なる`エネルギー`でしかない。
この錐体は更に波長感度特性が異なる 3 種の錐体に分類されます。主に可視域短波長域の感度が高い S 錐体、主に可視域中波長域の感度が高い M 錐体、および主に可視域長波長域の感度が高い L 錐体です
各波長に応じた視細胞で色の信号の強さの比率から、色を認識している。
モノ自体に色がついているわけではない?
モノにはそれぞれ分光反射率特性がある。
大雑把にいうと、いちごの場合は赤い(長波長)を反射しやすいが、中波長はほとんど吸収されています。レモンは長波長と中波長のどちらも反射しやすい。これがいちごとレモンの色の見え方の違いです。
下の画像は照明光源は太陽光のような可視域にエネルギー成分が全体的に分布している「白色光」で照明した場合です。
先程の、波長の話で、いちごとレモンは中波長の域において、反射のしやすさが異なりました。
わかりやすい例でいうと、日常生活において、部屋の中で服をコーディネートして、いざ外に出て見ると、室内で見ていたより明るくなったせいで色の見え方が変わり、着替え直し。。。みたいなこともありますよね。
このことからもわかるように、決して、モノに`色`がついているわけではないということがわかったと思います。
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