今世界では、『分析』『論理』『理性』にとらわれたサイエンス重視の経営者は、今のような複雑で不安定な世界でのビジネスの舵取りは出来ない。取り残されるとされている。
分析や論理の情報処理技術の露呈により、コモディティ化される事で、差別化の消失に繋がっている。よって、過度に経営者の軸がサイエンスに触れていると危険要素もあると言うお話です。
紹介していきます。
経営学者イゴール・アンゾフは1965年に[企業戦略論]において合理性を過剰に求める事で企業の意思決定が停滞する危険性を指摘しています。この状態を[分析麻酔]という言葉で表現しています。分かりやすい言葉ですね。
そしてこの分析麻酔は日本にも多く影響している症状といわれています。現代の複雑な世の中では、論理的思考のアプローチは機能しない。もっと直感的な完成と、[真・善・美]が感じとれる創造力や構想力が必要となります。
現在の世界情勢[VUCAブーカ]
- volatility不安定
- uncertainty不確実
- complexity複雑
- ambiguity曖昧
システムの変化にルール[法]が追いつかない
システムの変化にルールや法律が追いつかない現状において、クオリティの高い意思決定をするためには、『ルールや法律』だけを拠り所にするのではなく、『真・善・美』を判断するための美意識が求められます。
ここでいう美意識とは、クリエイティブな事を指すわけではなく、経営における美意識という概念を指します。
明日引き続き、投稿したいと思います。
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