成り立ち
1492年にイタリアのコロンブスが、アジア諸島への到達を目指し、結局今のアメリカ大陸に到達。
※この時、ここを東インドだと思っていたため、先住民のことをインディアンと呼ばれていた。
さまざまな移民により作られた国
アメリカを発見したことを機にヨーロッパ諸国からの侵略が開始した。
当時、先住民は刀、ヨーロッパは銃、先住民は勝てるはずもなく、どんどんと植民地化されていく。
当初はイギリス、その後アイルランド、イタリア、ドイツ、中国、日本、アフリカ
移民たちによる国としての成長
アメリカは、移民を受け入れて成長しました。
それはどういうことか。
例えば、オリンピックメダルの獲得数です。
そして、もう一つがノーベル賞の受賞者数
なぜ、オリンピックやノーベル賞の成績が良いか。
もともと移民が作った国だから、移民には寛容です。
その結果、世界の各国の人々が、夢や自由を求めて新大陸アメリカを目指したのです。
そういう建国の歴史や移民政策が活力につながっていることは確かだと思います。
そしてもう一つ、重要なことが。
第二次世界大戦において、ドイツはユダヤ人を迫害し、大量虐殺を行った。
その結果多くのユダヤ人がヨーロッパからアメリカに亡命しました。
特にドイツのユダヤ人には優秀な人が多く、その人たちがアメリカに亡命した事で、アメリカの現代科学の礎になったのです。
亡命してきた有名な人では、相対性理論のアルベルト・アインシュタインなどがいます。
なぜ黒人差別が生まれたのか
15世紀、西アフリカで黒人同士の抗争中、他部族の黒人をらヨーロッパへ奴隷として売り渡していたことがあります。
1808年 奴隷貿易は禁止となったが、15世紀から18世紀の間で約1000万人の元奴隷がいるといわれている
1863年に奴隷解放宣言となるが、その後も差別は続いている
アメリカが大陸と言われる理由
これまでの事(オリンピックのメダル数、ノーベル賞の受賞者数、移民による建国により様々な考え方が生まれた)も大陸たる所以ですが、他には何があるでしょうか。
その理由は様々ですが、一つはGDP。また、桁違いのアメリカンドリーム(俳優、歌手、バンド、企業)
ここまで、アメリカが成長できたのは、移民政策、海外の戦争の歴史から発生した要因、そしてなんといっても1番の要因は、2回の世界大戦により、武器製造等で経済が発展し、尚且つ本土無傷であったことが大きな理由だ思います。
日本が戦争をしない国になったのは何故か?
1941年日本はアメリカ軍基地のあるハワイの真珠湾を攻撃します。
何故、日本はアメリカを攻撃したのかというと、この時日本は、中国大陸に満州国という国を作って、中国との戦争中でした。
これに対し、列強国は、日本は中国に対し、侵略戦争をすべきではないと干渉していました。その結果、経済制裁として、アメリカは日本に対し石油の輸出をストップしました。
1945年に終戦し、アメリカは日本が二度とアメリカに立ち向かないように『戦争のしない国』にしようと考えました。またアメリカに利益をもたらすよう、日本を改造しようとします。
- 経済発展
- 女性の参政権
- 憲法改正
経済発展:アメリカは、日本がそもそも中国に対し侵略戦争をしていたということは、国内の内需がなく、海外マーケットを求めたと分析しました。そこで、国内の経済を発展させればいいと考え、農業を発展させました。
女性の参政権:自分の息子を喜んで戦争に行かせる母親はいません。そこで、女性の政治家を増やそうとしたのです。
憲法改正:アメリカが草案を出し、現在の憲法9条ができました。(日本は一切の軍を持たず、戦争を放棄する)
朝鮮戦争が日本に自衛隊を生み出した
憲法9条で一切の軍を持たず、としているのに自衛隊があることに疑問がないでしょうか。
実はこの自衛隊もアメリカがつくったものになります。
戦後、世界はアメリカとソ連の東西冷戦に入ります。
何かあった時に、日本にアメリカの軍があるとアメリカにとっては好都合ですから、日本には多くのアメリカ軍基地があります。
当時朝鮮半島では、アメリカとソ連の分割統治を経て、北緯38度線を挟んで、北朝鮮(ソ連)と韓国(アメリカ)の対立することになります。
1950年に朝鮮戦争が勃発し、北朝鮮が大軍で韓国を不意打ちします。これにより韓国は壊滅状態になります。アメリカはこれに対する支援を行うため、アメリカ軍(日本駐留の軍も含む)75,000人の軍を送り込みます。
しかし、そうなると日本にアメリカ軍が不在という事態になります。そこでアメリカは日本に『警察予備隊』の設立を許可します。やがて保安隊となり現在の自衛隊となりました。
2050年問題
2000年時点では約7割の白人がいます。それ以外は、黒人、アジア人、ヒスパニック等になりますが、2050年には白人の人数が過半数を割ります。これを2050年問題といいます。
この2050年問題により、どんな問題があるかは、実はよくわかってないそうです。
ですが、白人の富裕層と、国に保障を求める中南米のラティーノ(ヒスパニック)の人たち貧困層の人数の割合が変わることにより、国民が求める政治のあり方が変わることは確かなことです。
おわり
ずっとナンバーワンだったアメリカも、中国に押されてきており、そしてインドやブラジルという、将来の成長大国も出てきました。
今後のバイデン政権はどのような方向に向かうのでしょうか。
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